仕事の必須知識!グループホームの設備基準

グループホームとは認知症を抱えた高齢者が数人単位で一つの家に住み、職員の支援のもと共同生活を行う福祉サービスです。
高齢化により介護難民が増えたことでグループホームのニーズは次第に高まっています。
これから介護の仕事への転職を考える人や起業を考えている人にとっても新たな職場の形としてしっかり知っておくことが必要です。
特にグループホームの施設設備基準は転職、起業どちらでも知っておいて損はありません。
他の介護福祉施設と異なり、入居者が共同で生活を営む形ですので施設基準も異なってきます。
設備基準のポイントは大きく4つです。
1つ目は立地です。
住宅地など利用者の家族や地域住民との交流が可能なことと病院または老人ホームなどの施設の敷地外にあることが求められます。
2つ目は定員です。
入居者の定員は1ユニット当たり5名以上9名以下となっています。
3つ目は居室。
居室は各自にそれぞれ一部屋ずつ割り当てられなければいけません。
また、面積は収納を除いて4.5帖以上と厳密に定められています。
最後は共有設備の有無です。
居室に隣接する空間にはリビングや台所など、入居者同士の交流ができる施設が必要で、台所、トイレ、洗面所などは1ユニットごとに1つずつ割り当てなければいけません。
これらの基準はどれも、入居者に安全にかつ自立心を維持しながら過ごしてもらうために必要なものです。
グループホームの仕事を検討している人はぜひ知っておきましょう。